Red Crown Craneストーリー

シンガー、ソングライターであり、人権についての社会的な代弁者でもあるフォスターは、ロックバンド”Your Favorite Enemies”のリードシンガー、ソングライターとして最も良く知られている。新たなフォークバンド”The Ghost Of Henry’s Shadow”のリーダーとして、また同時に”アムネスティ・インターナショナル”のスポークスパーソンとしても積極的に活動をしている。

キーボード奏者、ライター、ファッションデザイナー、ペインターなど、ミス・イザベルは幼少時から人生を創作に費やしている。ロックバンド”Your Favorite Enemies”のキーボード担当として良く知られる彼女は、異なるアーティスティックな肩書きの下、数年に渡り様々なアートプロジェクトにも関わり、多くの多才なアーティスト達とコラボレートしている。アートに関するプロジェクトの他に、ミス・イザベルは幾つもの女性の権利を主張する団体をサポートし、社会的な代弁者としても継続的に活動をしている。

2011年3月に日本を襲った津波により、命を落としてしまった僕らの兄弟、姉妹、友人、愛する人々をしのんで…

自分たちと未来の子供達の明るい明日への信仰に基づき、彼ら自身の人生をコミュニティの再建へと捧げると決めた人々の勇気と決意に、そしてより良い明日を築き上げるための希望を実際に体現している全ての人々に、敬意を込めて。

“鶴は不死の象徴…夢の化身が永遠を意味するように”
A. フォスター

2011年3月に日本で起きた悲劇の最中、日本支援“HOPEプロジェクト”を立ち上げたアレックス・フォスター及びYour Favorite Enemiesのメンバーは、宮城県南三陸町にある災害支援ボランティアセンターを訪れるという貴重な機会を得ました。彼らは、自分たちの明るい明日へのヴィジョン、そして未来の世代への輝かしい信念に基づき、自らの人生をコミュニティの再生へと捧げることを決めた人々の決意と勇気を目撃し、深い名誉と尊敬の念を抱いています。

この経験によってアレックスの中に、何かを生み出したいという深い望みが芽生えました。人々の決意と勇気への名誉となるような何か、彼らのヴィジョンと夢に基づいて、果敢にも町を建て直し、復興させ、人生を創ろうとする希望に満ちた、心温まる本質を体現するような何かを…彼はこう説明しています:

“僕が人々の目の中に輝かしい光を見た時 - 彼らは失ったものへの悲しみに残りの人生を費やすこともできたし、築き上げてきたもの全てを奪われたことに対して恨み続けることもできたはずなのに、彼らは生き抜くという意志だけでなく、満ち足りた心で人生を生きることを分かち合っていた - 僕は本当に尊敬に値すると感じたし、活き活きとする精神に元気付けられたよ…その誓いに敬意を表したかったんだ…悲劇を忘れないための“瞬間的な希望の象徴”以上の何かを生み出したかった…信じる心を芽生えさせ、人生を祝福したかった…そして、不死(長寿)を象徴する鶴は、このプロジェクトの完璧な体現だったんだ”